2015年12月5日(土)開催 国際シンポジュウム「企業・コミュニティー・社会における組織知の新たな形成に向けて」のご案内【11月28日更新】
2015年11月16日 12:00
◆本学会主催国際シンポジュウム「インタラクティブ・コミュニケーション時代における組織知の形成」開催のお知らせ
(日本ナレッジ・マネジメント学会事務局)
本学会と早稲田大学知的資本研究会、WICIジャパンが共催する秋の国際シンポジウムの概要がまとまりました。今年のテーマは「企業・コミュニティー・社会における組織知の新たな形成に向けて」です。
●詳細は⇒ http://www.kmsj.org/archive/20151205.pdf
開催趣旨 :
21世紀に入り15年を経過しつつあるなか、一方で、先進国の経済・社会では、前世紀を形作った産業資本主義社会にITベースの知識共有化を加えてIoTに代表される新たなステージへと歩を進めている。他方で、新興国は産業資本主義社会の物的生産経済の成果を吸収しつつ先進国へのモノ供給により新たな富を蓄積してきている。しかし、それらの背後には、経済発展から取り残され資源の収奪と貧困から抜け出せず苦しむ発展途上の国々がある。
富める国、貧しい国さらにその中間にある国のいずれにおいても、不思議に共通するのは、「現在の状況が将来にわたって継続できないのではないか」という不安に駆られていることである。それが新たな社会不安の種となり、社会の不安定要因を増幅させつつあることを認識しなければならない。経済の発展段階を異にした社会が併存し、共存しなければならない時代にあって、国やその連合体、地域社会やコミュニティー、さらにはそれらを構成する企業とそのステークホルダーといった各組織は、必要な知識をどのように共有し、新たな知の創造に繋げていくのかが、いま問われ始めている。
換言すれば、ナレッジ・マネジメントに関し、DIKW(Data-Information-Knowledge-Wisdom)モデルとSECI(Socialization-Externalization-Combination-Internalization)モデルの対立を超克し、それらを2本の柱として、経済の発展段階ならびに社会ないしその構成単位が自らの存在意義をどのように、かつどこまで深く自覚しているかに応じて、それぞれの組織にとっていま求められる組織知の形成と持続に取り組まなければならないのではないのだろうか。
この問題意識に立ち、欧米、東アジアおよび日本において、組織に必要な知識の形成と持続に取り組む関係者が集い、それぞれのKMに関する状況と課題を紹介しつつ、相互に認識を深め、それぞれの組織の課題の解決にKMがどのように貢献できるのかについて、意見交換を重ね、今後のKMが進むべき方向を見出すことを目指し、次のようなプログラム案でラウンドテーブル方式による国際シンポジュウムを開催することにしたい。
(注)このシンポジウムは、ラウンドテーブル方式で行います。
シンポジュウムに参加する講演者、コメンテーター、モデレーター等が、原則として、シンポジュウムの開会から閉会まで30席前後の円卓に着席し、モデレーターの司会進行により発題と質疑および討議を重ねる会議方式。一般参加者は、円卓着席者を囲むように外側に着席し、質疑及び討論に参加します。
(同時通訳あり)
・開催日:2015年12月5日(土)
・時間:10時-16時
・場所:オリンピック記念青少年総合センター国際会議場
東京都渋谷区代々木神園町3−1
小田急線参宮橋駅下車 徒歩約7分
http://nyc.niye.go.jp/
・申 込 日本ナレッジ・マネジメント学会事務局へ
1.会員の種別(個人・法人)、
2.氏名、
3.所属先を記したメールで申し込んでください。
申込先E-Mailアドレスは kms@gc4.so-net.ne.jp です。
その際、申込メールの件名は「12.5WS参加申込」として下さい。
・当日プログラム
10:00-10:05 開会の辞 花堂 靖仁 氏(日本ナレッジ・マネジメント学会理事長)
【基調講演と論点整理】
‐統一テーマに関する25分の基調講演と質疑および提示された論点の確認と意見交換
10:05-10:30 基調講演1 「創造の経済とFintech」
山崎 秀夫 氏(日本ナレッジ・マネジメント学会専務理事)
10:30-10:55 基調講演2 「東アジア企業における組織知形成の現状と課題」
Mr.Chee Hong Mok(Vice President of Information & Knowledge Management Society,Singapore)
Mr.Salleh Anuar(Organisational Development consultant with Civil Service College Singapore)
10:55-11:20 基調講演3 「社会を繋ぐコミュニケーション 統合報告の力」
Prof. Stefano Zambon (Chair of World Intellectual Capital/Assets Initiative)
11:20-12:00 基調講演の論点整理とラウンドテーブルの方向付け
モデレーター 久米 克彦 氏(日本ナレッジ・マネジメント学会副理事長)
齋藤 稔 氏 (日本ナレッジ・マネジメント学会会員)
12:00-13:00 ネットワーキング・ランチ
【実践例による発題の論点整理と質疑・意見交換】
‐発題者による20分程度のプレゼンテーションと質疑応答を含む意見交換を行う
13:00-13:40 テーマ1「組織知形成の実践例」
発題者:「KM-Jにおける『組織知形成・持続研究部会』活動からの知見」
高山 千弘 氏(エーザイ(株)知創部長、(日本ナレッジ・マネジメント学会理事)
報告者:
柴崎 辰彦 氏(富士通株式会社インテグレーションサービス部門戦略企画統括部長/あしたのコミュニティーラボ代表)
鵜飼 芳広 氏(スズキ株式会社開発・IT本部・ITシステム部長)
コメンテーター:矢澤 洋一 氏(日本ナレッジ・マネジメント学会理事)
13:40-14:20 テーマ2「統合報告のインナーコミュニケーションへの活用」
発題者:「統合報告書の作成と活用による組織知の共有」
WICI統合報告優秀企業賞受賞会社 IR担当者(交渉中)
コメンテーター:宮永 雅好 氏(?ファルコン・コンサルティング社長)
モデレーター:大西 幹広 氏(名城大学教授、日本ナレッジ・マネジメント学会専務理事)
14:20-15:40 ラウンドテーブル「企業・コミュニティー・社会における組織知の新たな形成に向けて何を提言するのか」
モデレーター 山崎 秀夫 氏(日本ナレッジ・マネジメント学会専務理事)
15:40-15:50 本シンポジュウムの総括と閉会の辞
西山 茂 氏(早稲田大学知的資本研究会代表・早稲田大学大学院商学研究科教授)
16:30-18:00 レセプション
(日本ナレッジ・マネジメント学会事務局)
本学会と早稲田大学知的資本研究会、WICIジャパンが共催する秋の国際シンポジウムの概要がまとまりました。今年のテーマは「企業・コミュニティー・社会における組織知の新たな形成に向けて」です。
●詳細は⇒ http://www.kmsj.org/archive/20151205.pdf
開催趣旨 :
21世紀に入り15年を経過しつつあるなか、一方で、先進国の経済・社会では、前世紀を形作った産業資本主義社会にITベースの知識共有化を加えてIoTに代表される新たなステージへと歩を進めている。他方で、新興国は産業資本主義社会の物的生産経済の成果を吸収しつつ先進国へのモノ供給により新たな富を蓄積してきている。しかし、それらの背後には、経済発展から取り残され資源の収奪と貧困から抜け出せず苦しむ発展途上の国々がある。
富める国、貧しい国さらにその中間にある国のいずれにおいても、不思議に共通するのは、「現在の状況が将来にわたって継続できないのではないか」という不安に駆られていることである。それが新たな社会不安の種となり、社会の不安定要因を増幅させつつあることを認識しなければならない。経済の発展段階を異にした社会が併存し、共存しなければならない時代にあって、国やその連合体、地域社会やコミュニティー、さらにはそれらを構成する企業とそのステークホルダーといった各組織は、必要な知識をどのように共有し、新たな知の創造に繋げていくのかが、いま問われ始めている。
換言すれば、ナレッジ・マネジメントに関し、DIKW(Data-Information-Knowledge-Wisdom)モデルとSECI(Socialization-Externalization-Combination-Internalization)モデルの対立を超克し、それらを2本の柱として、経済の発展段階ならびに社会ないしその構成単位が自らの存在意義をどのように、かつどこまで深く自覚しているかに応じて、それぞれの組織にとっていま求められる組織知の形成と持続に取り組まなければならないのではないのだろうか。
この問題意識に立ち、欧米、東アジアおよび日本において、組織に必要な知識の形成と持続に取り組む関係者が集い、それぞれのKMに関する状況と課題を紹介しつつ、相互に認識を深め、それぞれの組織の課題の解決にKMがどのように貢献できるのかについて、意見交換を重ね、今後のKMが進むべき方向を見出すことを目指し、次のようなプログラム案でラウンドテーブル方式による国際シンポジュウムを開催することにしたい。
(注)このシンポジウムは、ラウンドテーブル方式で行います。
シンポジュウムに参加する講演者、コメンテーター、モデレーター等が、原則として、シンポジュウムの開会から閉会まで30席前後の円卓に着席し、モデレーターの司会進行により発題と質疑および討議を重ねる会議方式。一般参加者は、円卓着席者を囲むように外側に着席し、質疑及び討論に参加します。
(同時通訳あり)
・開催日:2015年12月5日(土)
・時間:10時-16時
・場所:オリンピック記念青少年総合センター国際会議場
東京都渋谷区代々木神園町3−1
小田急線参宮橋駅下車 徒歩約7分
http://nyc.niye.go.jp/
・申 込 日本ナレッジ・マネジメント学会事務局へ
1.会員の種別(個人・法人)、
2.氏名、
3.所属先を記したメールで申し込んでください。
申込先E-Mailアドレスは kms@gc4.so-net.ne.jp です。
その際、申込メールの件名は「12.5WS参加申込」として下さい。
・当日プログラム
10:00-10:05 開会の辞 花堂 靖仁 氏(日本ナレッジ・マネジメント学会理事長)
【基調講演と論点整理】
‐統一テーマに関する25分の基調講演と質疑および提示された論点の確認と意見交換
10:05-10:30 基調講演1 「創造の経済とFintech」
山崎 秀夫 氏(日本ナレッジ・マネジメント学会専務理事)
10:30-10:55 基調講演2 「東アジア企業における組織知形成の現状と課題」
Mr.Chee Hong Mok(Vice President of Information & Knowledge Management Society,Singapore)
Mr.Salleh Anuar(Organisational Development consultant with Civil Service College Singapore)
10:55-11:20 基調講演3 「社会を繋ぐコミュニケーション 統合報告の力」
Prof. Stefano Zambon (Chair of World Intellectual Capital/Assets Initiative)
11:20-12:00 基調講演の論点整理とラウンドテーブルの方向付け
モデレーター 久米 克彦 氏(日本ナレッジ・マネジメント学会副理事長)
齋藤 稔 氏 (日本ナレッジ・マネジメント学会会員)
12:00-13:00 ネットワーキング・ランチ
【実践例による発題の論点整理と質疑・意見交換】
‐発題者による20分程度のプレゼンテーションと質疑応答を含む意見交換を行う
13:00-13:40 テーマ1「組織知形成の実践例」
発題者:「KM-Jにおける『組織知形成・持続研究部会』活動からの知見」
高山 千弘 氏(エーザイ(株)知創部長、(日本ナレッジ・マネジメント学会理事)
報告者:
柴崎 辰彦 氏(富士通株式会社インテグレーションサービス部門戦略企画統括部長/あしたのコミュニティーラボ代表)
鵜飼 芳広 氏(スズキ株式会社開発・IT本部・ITシステム部長)
コメンテーター:矢澤 洋一 氏(日本ナレッジ・マネジメント学会理事)
13:40-14:20 テーマ2「統合報告のインナーコミュニケーションへの活用」
発題者:「統合報告書の作成と活用による組織知の共有」
WICI統合報告優秀企業賞受賞会社 IR担当者(交渉中)
コメンテーター:宮永 雅好 氏(?ファルコン・コンサルティング社長)
モデレーター:大西 幹広 氏(名城大学教授、日本ナレッジ・マネジメント学会専務理事)
14:20-15:40 ラウンドテーブル「企業・コミュニティー・社会における組織知の新たな形成に向けて何を提言するのか」
モデレーター 山崎 秀夫 氏(日本ナレッジ・マネジメント学会専務理事)
15:40-15:50 本シンポジュウムの総括と閉会の辞
西山 茂 氏(早稲田大学知的資本研究会代表・早稲田大学大学院商学研究科教授)
16:30-18:00 レセプション