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日本ナレッジ・マネジメント学会
メールマガジン 第172号 2025/8/14発行
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■■■目 次■■■
◆訃報:花堂靖仁先生の御逝去によせて
◆OECD/NEAシンポジウム開催と本学会理事の登壇について
◆第24回 新産業革命研究部会のご案内
◆本学会事務局からのご案内
◆編集後記
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◆訃報:花堂靖仁先生の御逝去によせて
(会長 一條和生)
日本ナレッジ・マネジメント学会 会員各位
このたび、本学会 前理事長・前会長の花堂靖仁(はなどう・やすひと)先生が、2025年7月11日、享年83歳にてご逝去されました。
花堂先生は、2014年4月から2017年3月まで理事長を、2017年4月から2019年3月まで会長を歴任され、本学会の発展とナレッジ・マネジメント分野の普及・深化に多大なるご貢献を賜りました。
とりわけ、理論と実務の融合を重視され、実践知にもとづく知識経営のあり方を先導されたご活動は、多くの会員にとって大きな示唆と学びをもたらしました。
ここに謹んでご冥福をお祈り申し上げますとともに、深甚なる感謝と哀悼の意を表します。
なお、ご葬儀はご遺族のご意向により、近親者のみにて執り行われましたことをご報告申し上げます。
2025年8月
日本ナレッジ・マネジメント学会
会長 一條和生
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◆OECD/NEAシンポジウム開催と本学会理事の登壇について
(本学会理事 田原祐子)
2025年10月7日(火)から9日(木)の3日間、OECD/NEA(経済協力開発機構/原子力機関)の主催により「2025 Symposium on Information, Data and Knowledge Management (IDKM) for Radioactive Waste and Geological Disposal」が横浜市(パシフィコ横浜)にて開催されます。
原子力利用に伴い発生する放射性廃棄物の地層処分におけるデータ、情報、ナレッジの管理をテーマとしたシンポジウムであり、OECD/NEAの依頼を受けて、本学会理事で社会構想大学院大学 教授 田原祐子がパネルディスカッションにご登壇予定です。
同シンポジウムは放射性廃棄物業界に留まらず、データ、情報、ナレッジのマネジメントに関連する他業界の方々にもご参加いただき、業界横断的な連携を深めることを目的の一つとしております。
シンポジウム及び付随するサイトツアーに関しまして、下記より詳細をご確認ください。
【内容】①シンポジウム ②サイトツアー
【開催日】①2025年10月7日(火)〜9日(木)/②10月10日(金)
【場所】①パシフィコ横浜/②東京電力廃炉資料館、福島第一原子力発電所
【シンポジウムプログラム】下記ウェブサイト中段よりダウンロード可能:
Nuclear Energy Agency (NEA) – 2025 Symposium on Information, Data and Knowledge Management (IDKM) for Radioactive Waste and Geological Disposal
【言語】英語
【定員】①200名/②80名
【参加費】一般350ユーロ/若手175ユーロ(30歳未満・経験年数5年未満)
【主催】OECD/NEA(ホスト機関:原子力発電環境整備機構 NUMO)
【参加登録】
※上記②に申し込むためには①への申し込みが必須です。
Nuclear Energy Agency (NEA) – 2025 Symposium on Information, Data and Knowledge Management (IDKM) for Radioactive Waste and Geological Disposal
【締切】2025年8月31日
【お問い合わせ先】
西川将吾(NUMO)snishikawa@numo.or.jp
江橋健(NUMO)tebashi@numo.or.jp
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◆第24回 新産業革命研究部会のご案内
(新産業革命研究部会長 田原祐子)
日本ナレッジ・マネジメント学会 新産業革命研究部会では、第24回目となる研究会を以下の通り開催いたします。オンライン形式ですので、ぜひご参加ください。
【日時】2025年8月28日(木)19:00〜20:30
【研究テーマ】
生成AI×人間の協働で創るナレッジ・マネジメント〜未来の競争力と企業価値
属人化、サイロ化、暗黙知など、生成AIの活用による組織のナレッジ・マネジメントの課題解決の利用事例
【ディスカッションテーマ】
生成AIがもたらす組織内のナレッジマネジメントスタイルの変容の兆しと課題
共に人とAIが協働するこれからの知識経営
【概要】
属人化、サイロ化、検索できない知見——組織のナレッジ・マネジメントは、多くの企業で限界を迎えつつあります。生成AIを活用することで、これらの課題はどう乗り越えられるのか?
今回の研究会では、ナレッジをAIに学習させ、資料等やクリエイティブなどのアウトプットや議論・意思決定に活かす実践的な活用事例を紹介。
向こう半年〜1年で生成AIがもたらすであろう、組織内のナレッジマネジメントスタイルの変容の兆しについても、皆さまとディスカッションしながら、共に人とAIが協働するこれからの知識経営の姿を探ります。
【講師】
太田良けいこ氏
XRコンソーシアム エグゼクティブ・ディレクター
株式会社ハコスコ COO
Sparticle株式会社 プロダクト戦略担当
【講師プロフィール】
楽天、PayPal、Amazon、Tesla等でマーケティング責任者を歴任し、グローバルブランドやスタートアップで数々の事業立ち上げを牽引。
現在は、株式会社ハコスコのCOO、Sparticleプロダクト戦略、DNPの新規事業・海外市場開拓の実験区「AIxR」の責任者など、AIを活用した組織変革や新規事業開発を推進している。
【ファシリテーター】
田原祐子
日本ナレッジ・マネジメント学会理事 新産業革命研究部会長
社会構想大学院大学 教授/株式会社ベーシック 代表取締役
【申込】
https://20250828kmsj.peatix.com
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◆本学会事務局からのご案内
◎年会費のお支払いについて
2024年度(〜2025年3月末)分の年会費を未納の方は、下記口座までお振込をお願いいたします。
【個人会員年会費】8,000円
■銀行口座:
口座名義:日本ナレッジ・マネジメント学会
ゆうちょ銀行 〇一九(ゼロイチキュウ)店
当座預金 口座番号:0392470
■郵便振替口座:
加入者名:日本ナレッジ・マネジメント学会
記号番号:00190-4-392470
◎住所・連絡先等の変更がある方は、以下までメールでご連絡ください:
kmsj@ibi-japan.co.jp
◎新規入会をご希望の方へ:
下記の当学会HPをご参照のうえ、申込フォームに記入・押印して事務局へご送付ください。
https://kmsj.org/intro/application/
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◆編集後記
はじめまして!広報アドミメンバーの森です。普段は富士通にてAI領域の業務に従事しています。このたび、2025年4月より本学会に入会し、幹事として活動させていただくことになりました。
AI競争が加速度的に進む現代。日々キャッチアップするだけでも深夜に及ぶこともあります。まさに産業革命のただ中にいるような感覚です。そんな中で、野中郁次郎先生の『知識創造企業』に出会い、深い感銘を受けました。
いまや、形式知はLLMによって容易に生成される時代となりました。だからこそ、これからの時代に真の価値を持つのは「暗黙知」だと強く感じています。
日本には、長年にわたって暗黙知を大切にし、それを継承する文化があります。私は、そこにこそ世界に先んじる可能性があると信じています。そして、それを集合知の形で蓄積し、広めていくことが私の使命であると感じています。
複雑化し不確実性の高い時代、不安も多いかと思います。しかし、野中先生の言葉――
「忖度するな! 全身全霊で知的コンバットせよ」
この言葉を胸に、私はこれからの活動に全力で取り組んでいく所存です。(森 拓海)
さて、次号は第173号は10月中旬の発行予定でございます。
第173号の投稿原稿の締め切りは9月30日(火)とさせていただきます。
投稿を希望される場合は、原稿を作成のうえ、下記のガイドラインに沿ってメール送付願います。
【送付先】編集担当(広報チーム)宛てpublicity@kmsj.org
※オペレーション改善の観点から、メールでのご送付に加えまして学会理事・
幹事からの原稿依頼については、当学会Slackでの内部情報共有もお願いしたいと思います。
(外部の皆様からの依頼につきましては、従来どおりメールのみで結構です)
【メルマガ掲載希望原稿の依頼の方法・投稿のガイドライン】
・ご送付頂いた原稿をそのまま使用致します。
(但しレイアウト等を全体の編集で調整する場合があります。)
・「本文」に加えメルマガ目次に使用するための「タイトル」を示し、
参考情報等は、ハイパーリンクを埋め込むか、或いはファイル添付にて送付願います。
・締め切り期日厳守願います。締め切り期限を過ぎた場合は、編集の都合で掲載
出来ませんのでご了承下さい。
・基本的に、締め切り後の原稿修正および発行後の記事訂正には応じかねます。
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編集:メルマガ編集担当理事 清水美也子
発行:日本ナレッジ・マネジメント学会広報チーム
配信:日本ナレッジ・マネジメント学会事務局リエゾンオフィス
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