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日本ナレッジ・マネジメント学会メールマガジン
第46号 2011/6/15
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編集・発行:日本ナレッジ・マネジメント学会(KMSJ)事務局
□ 目 次
◆第3回ナレッジマネジメント講演会を開催いたします。
◆第2回ナレッジ・マネジメント講演会の報告
◆講師・山?秀夫専務理事からの第2回KM講演会概要報告
◆第2回ナレッジ・マネジメント講演会の様子(写真等)
◆東海部会HPより企業調査プロジェクトの報告を紹介
◆『ナレッジ・マネジメント研究年報』第11号の投稿募集について
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◆第3回ナレッジマネジメント講演会を開催いたします。
(日本ナレッジ・マネジメント学会事務局)
今年の4月より、定期的に「ナレッジで日本を元気にする講演会」
を開催しており、第1回、第2回は盛況のうちに終了いたしました。
今回は、「顧客ナレッジからの企業変革」というタイトルで、本学会
の澤谷みち子理事(オフィスさわや代表)が講演をされます。
皆様の積極的なご参加をお待ちしています。
●ナレッジマネジメント第3回講演会
「顧客ナレッジからの企業変革-お客様と共に企業の成長を目指す」
・日 時:7月13日(水) 18:30-20:30
・会 場:CAFE y LIBROS
東京都品川区上大崎2-20-4
【JR目黒駅より徒歩5分】
http://www.cafeylibros.com/index.htm
・講 師:澤谷みち子
(オフィスさわや代表 日本ナレッジ・マネジメント学会理事)
・主な経歴:元ANA(全日空)でCSR推進室長、商品戦略室で
マーケティングマネージャーやブランドマネージャーなど担当
詳しくは http://www.officesawaya.com/profile.html
・参加費:本学会員 無料、会員以外1,500円
・お申込方法:
日本ナレッジ・マネジメント学会事務局へ
1.会員の種別(個人・法人・非会員)
2.氏名
3.所属を記したメールで申し込んでください。
申込先E-Mailアドレスは kms@gc4.so-net.ne.jp です。
申込メールの件名は「7.13講演会参加申込」として下さい。
※詳細は、以下のURLを参照してください。
http://www.kmsj.org/news/2011/05/7133.html
・問合先 日本ナレッジ・マネジメント学会事務局
TEL:03-3270-0020 E-Mail:kms@gc4.so-net.ne.jp
◆第2回ナレッジ・マネジメント講演会の報告
(日本ナレッジ・マネジメント学会事務局)
第2回「ナレッジ・マネジメント講演会」(別名「ナレッジで日本を元気に
する講演会」略称KM講演会)を5月11日 18:30-20:30に東京都南部労政会館
(大崎)で開催ました。
講演会のタイトルは「地デジ後を語るスマートテレビとナレッジ・マネジ
メント」で、講師は当学会の専務理事 山崎秀夫氏(野村総合研究所 シニア
研究員)でした。
以下に一連の報告を掲載いたします。
◆講師・山?秀夫専務理事からの第2回KM講演会概要報告
(日本ナレッジ・マネジメント学会専務理事 山崎秀夫)
今回の「ナレッジで日本を元気にする講演会第二回」は
「地デジ後を語るスマートテレビとナレッジ・マネジメント」で実施した。
連休直後に当たるためか参加者は外部から9名、学会内から5名の合計14名で
あった。
しかし外部からの参加者は7月の地上波デジタル移行後に何が起こるかに関心
を寄せるテレビメーカー本体からの参加者が多く驚いた。
講演の内容はインターネットを活用したミニブログのツイッターなどによる
「バックチャンネル」を活用したナレッジマネジメントやそこで活用される
新しい視点である「集合知」の説明がまず行われた。
その後、世界中で地デジ後のデジタルテレビのあり方として注目を集める
インターネットテレビ(スマートテレビ)に対するソーシャルテレビ視聴の
観点からの説明が行われた。
その後質疑応答に移った。
テレビメーカー主体の外部参加者からは、「一画面方式」か「二画面方式」
か、などスマートテレビ活用上の視聴スタイルを巡る専門的な質問や「日本
政府は韓国のようにインターネットテレビ推進委員会を立ち上げるのか」と
言った高度な質問が出された。
また「集合知を巡るバックチャンネル」にも「スマートテレビ視聴のメーカー
社内説明で製品開発上、役に立つ」など積極的な意見が出された。
以上(山崎秀夫)
●アンケート結果の報告を以下のURLに掲載いたしました(事務局)
http://www.kmsj.org/archive/20110511questionnaire.pdf
●当日使用のレジメは会員専用頁に掲載いたしました(事務局)
http://www.kmsj.org/member/data/20110511pp.pdf
◆第2回ナレッジ・マネジメント講演会の様子(写真等)
(メルマガ担当理事 松本 優)
以下のURLに第2回KM講演会の写真レポート(+α)を掲載しました。
あわせて当日の講演レジメに代わる(詳しくて分かり易い)書籍や論文の紹介
もしてあります。
http://www.kmsj.org/archive/20110511report.pdf
◆東海部会HPより企業調査プロジェクトの報告を紹介
<(株)プロトコーポレーション>
(メルマガ担当理事 松本 優)
東海部会のホームページの記事から活動振りの一端をご紹介したいと思います。
4月に更新された「東海部会季報 April.2011」の報告がすばらしいです。
小さくても元気のいいすばらしい会社をとりあげて調査研究していますが
今回は「株式会社プロトコーポレーション」と言う会社の事例です。
以下、昨年10月の成果発表会で4人の方が発表されたデータとレポートが
報告として掲載されてます。
ここでちょっと、
この一番目の発表者であり、東海部会設立当初からの中心メンバーであった
上野允久氏(筆者も2009年の名古屋での年次大会でお会いして写真も撮った)
が今年1月に急逝されたそうで、謹んでご冥福をお祈りいたします。(合掌)
◇プロトコーポレーションのプロフィール
テクノサーチ株式会社 執行役員 上野允久氏
◇プロトコーポレーションの組織風土とリーダーシップ
株式会社アタックス 代表取締役 西浦道明氏
◇プロトコーポレーションのメディア戦略
名古屋大学 教授 栗本英和氏
◇プロトコーポレーションのコア・ナレッジ
?プロトはなぜリクルートに勝てたのか?
名城大学 教授 大西幹弘氏
●バックナンバーには次の会社の研究レポートもあります
★武蔵精密工業株式会社の研究
★リッツカールトンの研究
★株式会社シイエム・シイ
▼ここでホームページへ飛んでいただいてもいいのですが、以下の大西先生
の報告のイントロを呼び水に、興味もって飛んでいっていただきホームペー
ジをごゆるりと散策して下さい。
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◇プロトコーポレーションのコア・ナレッジ
?プロトは、なぜリクルートに勝てたのか??
名城大学 経営学部教授 大西 幹弘
はじめに
プロトコーポレーションは愉快で痛快な会社である。
愉快というのは10 年単位で設定される同社の企業目標が2010 年代はもとよ
り、2020 年代、2030年代、さらには2040 年代まで明瞭に定められており、
内容を表す日本語の標語とともに、相応するワンフレーズの簡明な英語表現
が添えられている点である。
2010 年代は「世界市場に挑戦する会社」・グローバルカンパニーであり、
2020 年代は「多様な価値観に対応できる会社」・ダイバーシティカンパニー、
2030 年代は「全ての人に感動を与える会社」・エモーショナルカンパニー、
そして2040 年以降は「夢を叶える素晴らしい会社」・ワンダフルカンパニー
である。
きわめて明瞭かつポジティブでチャレンジングな企業目標を、今後30 年およ
びそれ以降について10 年単位で設定し公表している企業をわれわれは寡聞に
して知らない。誤解を恐れずに言えばプロトコーポレーションは誠に
optimistic(ネアカ)な会社である。
痛快な会社とは、わが国情報メディアビジネス界の巨人であるリクルートに
中古車情報分野で競り勝ち、常勝リクルートを麾下に置くプロト主導の業界
構造を打ち立てた点である。
両社の対抗関係は10 余年に及び、ほぼ全期間を通じてプロトは劣勢を余儀な
くされていた。だが2006 年を境に両社の立場が逆転し、中古車情報メディア
におけるプロトの覇権が確立し今日に至っている。
なぜプロトはリクルートに勝てたのか。勝利をもたらしたコア・ナレッジは
何なのか。
以下、われわれは情報メディアビジネスの本質をネットワーク外部性の見地
から考察し、プロト勝利に至るプロセスを「集積された情報量」と「情報ア
クセス」の視角から分析・検討する。
最後にナレッジの観点からプロトの勝因に迫る。
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ここから先は以下のURL(東海部会のホームページ)でご覧下さい
http://www.kmsj.org/tokai/ ←トップ頁
http://www.kmsj.org/tokai/201104onisi.pdf → 論文の続き
●今東海部会家は喪中のようですが..、励ましのお言葉(感想メール)でも
いただけるとうれしいです。(以上、編集者 松本優)
◆『ナレッジ・マネジメント研究年報』第11号の投稿募集について
(『ナレッジ・マネジメント研究年報』 編集委員長 植木英雄)
『ナレッジ・マネジメント研究年報』第11号の投稿(論文および研究
ノート)を募集いたします。投稿規程と執筆要項(学会ホームページ
リンク先に掲載)に基づき、2011年10月31日までに投稿原稿とメデ
ィアを学会事務局 研究年報編集委員会宛てに送付してください。
なお、投稿原稿は最近年の年次大会、研究部会等の発表者以外も
投稿できます。会員の皆さんの奮っての投稿をお待ちしております。
「ナレッジ・マネジメント研究年報」投稿規定
http://www.kmsj.org/news/nenpou_kitei.pdf
「ナレッジ・マネジメント研究年報」執筆要項
http://www.kmsj.org/news/nenpou_youkou.pdf
送付先:日本ナレッジ・マネジメント学会事務局
研究年報編集委員会 宛
〒103-0022 東京都中央区日本橋室町3-1-10田中ビル4階
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<編集後記>
東関東大震災から3ヶ月たちましたが、どんどん復興が進んでいるところと、
まだまだ手付かずのところなどずいぶん差があるようですね。ネックとなっ
ている部分の素早い決断と実行により、一日も早い復興をお祈りします。
一方で原子力発電所のほうは、情報が正確になるにつれますます深刻にな
ってきましたね。(^_^;)関係者が知恵を結集して一日も早い沈静化を祈り
ます。
一方で、それに伴う電力不足の克服に対しては、我々も知恵の出しどころ、
行動のしどころがいっぱいありますね。出来る限りの協力をしましょう。
内容についてのご意見、ご感想及びメールアドレスの変更などは以下の
アドレスにお願いします。 (編集長 松本 優)
学会アドレス:kms@gc4.so-net.ne.jp
編集・発行:日本ナレッジ・マネジメント学会(KMSJ)事務局(森田隆夫)
問合先 日本ナレッジ・マネジメント学会事務局
TEL:03-3270-0020 E-Mail:kms@gc4.so-net.ne.jp