◆場の研究所主催「第三回共存在企業研究会」のご案内
(日本ナレッジ・マネジメント学会事務局)
●詳細は⇒ http://www.kmsj.org/archive/20170408.pdf
場の研究所は、日本ナレッジ・マネジメント学会の後援のもとに、第三回共存在企業研究会を開催します。共存在企業研究会は、人としての主体性と生き続けたいという願いを互いに大切にして、少数派や、弱い立場にある人者たちも差別なく共に存在していく共存在思想に基づく企業経営を目指した研究会です。
現在、人工知能への期待の高まりから、人工知能を基軸に据えた事業展開を目指す企業が増えています。優れた記憶力と分析力をもっている人が多くの経験を積むだけでは、一流のプロ棋士にはなれず、さらに創造的な知能が必要であると世間では広く信じられています。最近、その一流のプロ棋士が深層人工知能(deep AI)を相手に戦って、負けることが多くなってきたというより、勝つことが難しくなってきたことから、深層人工知能が複雑な思いで注目されています。また深層人工知能がこの調子で進歩をしていくと、2020年には人工知能の知能が人間の知能に並ぶ「シンギュラリティ」(特異点)がやって来て、2045年には人間の知能の10億倍の能力をもつようになるとも言われています。このようなブームの尻馬に乗ったのか、人工知能による自動車の自動運転が近い将来にできるようになるというようなことをマスコミも言っています。もしもそうであるならば、人工知能を上手く取り込んでいかなければ、企業の経営も危ないということになるでしょう。
そこで今回の研究会では、人工知能の知性と、人間の知性とを比較して、それぞれの特徴を明らかにすることを第一の目標といたします。そもそも、この知性の性質が根本的に異なるものであれば、「シンギュラリティ」という考え方自体が成り立たないわけですし、またそれぞれの特徴を掴むことが、企業の人工知能導入の戦略にとって重要なポイントとなる筈です。今回は、NECで人工知能を実際に研究していたばかりでなく、このような問題点をおさえて書かれた『人工知能の哲学』(東海大学出版から近々出版予定)の著者である、松田雄馬博士による人工知能に関する講演と、その本を書評した場の研究所長清水 博による人間の知能の特徴に関する講演を企画いたします。
【日時、申込み】
開催日:2016年4月8日(土)13:30-18:00(受付:12:30より)
会 場:エーザイ株式会社本社ホール/東京都文京区小石川4-6-10
参加費:3,000円
お申込:
場の研究所事務局へ、下記をご記載の上、メール(bahiramaru@gmail.com)にてお申し込みください。その際メールの件名は「4.8参加申込」とご入力下さい。
1.会員の種別(個人・法人) ※非会員のご記入は不要です。
2.氏名
3.所属先
申込先:平丸(場の研究所) E-Mailアドレス:bahiramaru@gmail.com
【プログラム概要】
第三回テーマ AIと場
主 催:場の研究所
後 援:日本ナレッジ・マネジメント学会
協 賛:株式会社博進堂、富士通株式会社、ヤフー株式会社、株式会社ワークハピネス、エーザイ株式会社
指定参考文献:清水博 最新著書『〈いのち〉の自己組織』 東京大学出版会発行
13:30-13:35 開会の辞
高山千弘氏(エーザイ株式会社 執行役員 知創部長)
13:35-13:45 後援団体からの挨拶
花堂靖仁先生(日本ナレッジ・マネジメント学会会長)
13:45-15:00 セッション1『AIの哲学』
松尾雄馬博士(元(株)NEC)
15:00-15:15 休憩
15:15-16:00 基調講演『人間と場の知性』
清水博先生(場の研究所 理事長)
16:00-16:15 休憩
16:15-17:45 セッション3 ワークショップ:『AIと場について』
閉会の辞
前川泰久氏(株式会社本田技術研究所 社友)
※本プログラムは予定であり、内容が変更となる場合もございます。