No.125 2019年8月9日発行

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日本ナレッジ・マネジメント学会
メールマガジン 第125号 2019/8/9
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編集:日本ナレッジ・マネジメント学会メルマガ編集部
発行:日本ナレッジ・マネジメント学会広報委員会
配信:日本ナレッジ・マネジメント学会事務局リエゾンオフィス
■■目 次■■
◆第22回年次大会 開催報告(特集)
◆実践ナレッジ・イノベーション研究部会2019年9月度部会のご案内
◆第47回知の創造研究部会(公開)のご案内
◆新産業革命研究部会8/22開催のご案内
◆学会誌第18号投稿の募集案内
◆経営関連学会協議会からのお知らせ
◆AI(人工知能)を包含するEmbedded Knowledge(埋め込み知)と言う
視点_第12回_さようなら僕らのSECIモデル
◆本学会事務局より年会費お振込みの依頼とお知らせ
◆編集後記
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◆日本ナレッジ・マネジメント学会 第22回年次大会開催報告
(大会実行委員長・本学会理事 野村恭彦)

2019年6月9日(日) 第 22 回となる日本ナレッジ・マネジメント学会の
年次大会を「AI時代のナレッジ・ マネジメントのありかた」をテーマに、
金沢工業大学 KIT虎ノ門大学院キャンパスにて開催しました。
特別講演に経済産業省のソフトウエア産業戦略企画官の和泉憲明氏
に加え、日本アイ・ビー・エム株式会社 AIコンピテンシーセンターの
鈴木至氏を迎え、「AI時代の本質」を考え、その上で「ナレッジ・マネジ
メントのあり方」を議論しました。

虎ノ門という立地もあり、参加者84名、懇親会参加者44名とたいへん
盛り上がり、さらに年次大会がきっかけになり新規入会した会員もあり、
大会は大成功であったと思います。
大会実行委員長として、本大会の成功に多大な貢献を頂きました参加者
の皆様、実行委員、幹事、理事の皆様に深く感謝を申し上げます。

本大会では、第21回の西原大会実行委員長がスタートしたダイアローグ
形式を引き継ぎました。その結果、テーマ提供者と発表者、フロア(参加者)
との間でクリエイティブな対話を行うことができました。

AI時代だからこそ、本質的な対話をいかにファシリテートしていくか、そこに
多様なバックグラウンドや価値観を持つステークホルダーを招き入れ、知識
創造の場に高めていくかが問われています。これからのAI時代に、日本
ナレッジ・マネジメント学会の果たす役割が、より明確になった年次大会で
あったと言えます。
次回以降も、知識創造の場の実践をさらに発展させていけるようにしたいと
考えています。

大会についての詳細はこちらをご覧ください。
http://www.kmsj.org/wp/wp-content/uploads/2019/08/125_2.pdf

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◆実践ナレッジ・イノベーション研究部会からのお知らせ◆
(本学会理事・実践KI研究部会長 西原 廣瀬 文乃)

2019年8月20日に予定していた8月度の部会は、諸般の事情により開催しない
ことになりました。ご参加を予定して頂いていた皆さまには予定が変更となり、
ご迷惑をおかけしますことをお詫び申し上げます。
9月度は、9月17日に現在
準備が進んでいるANA様の新しい総合訓練施設
「ANA Base Blue」(最寄り駅は京浜急行空港線の穴守稲荷駅)
で開催する予定です。
詳細が決まりましたら、Facebookページなどでお知らせいたします。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
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◆第47回 知の創造研究部会(公開)のご案内
(本学会理事・知の創造研究部会長 植木英雄)

第47回知の創造研究部会では、デジタル時代の「顧客と共創するクラウド
ソーシングがもたらす効果」をテーマに西川英彦教授をお招きして講演と
ダイアローグを10月4日(金)18時20分から拓殖大学で行います。
デジタル社会になり、顧客と共創して製品開発を行う「クラウドソーシング」
によって、企業はいままでにない革新的製品を得ることができるようになり
ました。無印良品やレゴ、デル、スターバックスなど世界中の多くの企業が、
成果をあげています。では、クラウドソーシングは、なぜ従来型の企業内部の
製品開発に比べて、成果をもたらすのでしょうか。無印良品での自然実験では、
クラウドソーシング製品は新規性が高いため、売上や収益性が高いことが分か
りました。さらに、そのことを店頭で販促すると、顧客は品質が高いものと
認識し、より売上を向上させました。本講演では、こうした実践事例や国内外
の知見を交えて、クラウドソーシングが成果をもたらす要因、さらには企業で
の活用法について、この分野の第一人者と言われている法政大学の西川英彦教
授に講演をして頂きます。

講演・質疑応答に続き、参加者の皆さんとのダイアローグで気づきや意見交換
の場を共有し、顧客と共創するクラウドソーシングがもたらす効果などについて
討論します。

西川教授は、(株)ワールド(1985-2000年)、無印良品の新規事業を行うムジ・
ネット(株)(2000-2005年営業・業務部長を経て取締役等の豊富な実践経験を
持つ一方で、神戸大学大学院経営学研究科で博士後期課程を修了。
立命館大学准教授、教授を経て、2010年より法政大学経営学部・大学院経営学研究教授をされています。

また、(株)ユナイテドアローズの社外取締役、日本マーケティング学会副会長、
マーケティングジャーナル誌の編集委員長をされています。

どなたのご参加も歓迎です。ご参加の申込みをお待ちしております。

【第47回公開知の創造研究部会のプログラム】
日時: 10月4日(金)17:50より受付、開始18:20~20:30
会場:拓殖大学文京キャンパス C館307教室予定
(丸の内線茗荷谷駅より徒歩3分、正門より入りC館へ)
C館307教室は、エレベーター3階を降りてから右側です。
https://www.takushoku-u.ac.jp/summary/bunkyo-campus.html

■講演のテーマ:「顧客と共創するクラウドソーシングがもたらす効果」
西川英彦先生(法政大学経営学部・大学院経営学研究科教授)
参加費:500円(資料代・茶菓子・飲み物代として)
研究会へのお申込みは準備の都合で9月27日迄にお知らせ下さい。

連絡先: 植木部会長宛てuekimhk@jcom.zaq.ne.jp

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◇新産業革命(AI、オープン、多様性等)研究部会
(本学会理事・新産業革命研究部会長 田原祐子)

新元号『令和』第2回目の研究部会は、8月22日(木)に開催いたします。
講師に、フェリス女学院大学国際交流学部の高柳彰夫教授をお迎えし、
当部会の設立趣旨の大きな柱でもある『多様性』について皆さまで
ご一緒に考える機会を設けます。

■講師ご紹介
高柳 彰夫(たかやなぎ あきお)教授東京都生まれ。一橋大学法学研究科博士後期課程単位取得。
NGO 活動推進センター (現:国際協力 NGO センター= JANIC)調査研究担当、
北九州市立大学外国語学部国際関係学科専任講師・助教授を経て現在
フェリス女学院大学国際交流学部教授。
またJANIC 政策アドバイザーも務める。 専門は国際関係論,国際開発研究。

■主要著書
『SDGsを学ぶ 国際開発・国際協力入門』(共編著,法律文化社, 2018年)
『グローバル市民社会と援助効果—CSO/NGOのアドボカシーと規範づくり』
(法律文化社, 2014年)
『私たちの平和をつくる-環境・開発・人権・ジェンダー』(共編著,法律文化社,
2004年)
『グローバル問題と NGO・市民社会』(共編著,明石書店, 2007年)等

■プログラム
1.フェリス女学院大学 国際交流学部 高柳彰夫教授ご講演
〜SDGs時代の多様性とは何か〜
2.上記のQ&A
3.目標の選択セッション
4.選択された目標の補足説明
5.目標実現の施策抽出セッション
6.ラップアップ
7.事務連絡及び集合写真撮影
(終了後、有志にて近隣で実費にて懇親会予定)

■開催場所:一橋大学一橋講堂 特別会議室101-103
https://www.hit-u.ac.jp/hall/accessjp.html

■開催日時:2019年8月22日(木)
18時開場  18:30開始 20:30終了予定 有志懇親会あり
■参加費:無料

■お申込み方法:下記URL
https://kmsj20190822.peatix.com

今回も皆さまと共に有益な催しにしたいと存じます。
奮ってのご参加をお待ちしております。
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◆学会誌第18号投稿の募集案内
(『ナレッジ・マネジメント研究』編集委員会)

学会誌第18号の投稿(論文、研究ノート、ケーススタディ)を募集致します。
なお、第18号から、事例研究についての投稿は原則としてケーススタディ
に分類して頂き、応募の際に「ケーススタディ」と明記して下さい。
原稿のページ数は10頁〜14頁とします。
特に企業人、研究者の会員各位による実践事例に関するケーススタディ
の投稿を歓迎します。
応募に際しては、本学会誌の投稿規程と執筆要項をご覧ください。
『ナレッジ・マネジメント研究』投稿規程
http://www.kmsj.org/wp/wp-content/uploads/2019/06/124_4.pdf
『ナレッジ・マネジメント研究』執筆要項
http://www.kmsj.org/wp/wp-content/uploads/2019/06/124_3.pdf
締切: 2019年11月30日(土)必着でメール添付ファイルにて送付ください。
送付先: 日本ナレッジ・マネジメント学会事務局 学会誌編集委員会 宛
〒162‐0041 東京都新宿区早稲田鶴巻町518 司ビル3F
国際ビジネス 研究センター 内
E-mail: kmsj@ibi-japan.co.jp

会員の皆様の、奮っての投稿をお待ちしております。

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◆経営関連学会協議会からのお知らせ
(経営関連学会協議会副理事長、JJM誌編集委員 植木英雄)

当学会が加盟している経営関連学会協議会より、お知らせが二つあります。

1.経営関連学会協議会発行査読付き電子版英文ジャーナルJJM誌
は既に第6号迄が発行されております。(第7号は現在編集中です。)

当学会員は、同協議会加盟学会ですので、単著、共著の英文論文を
投稿できます。原稿の使用言語と文字数は英文、6,500語程度です。
JJM第8号論文投稿締切は2019年12月30日(月)です。早めの
投稿が歓迎されます。

規程・執筆細則・各種様式については、電子版英文ジャーネルの投稿
規程【改正版】(PDF)、執筆細則(PDF)、投稿申込書(Excel)を
参照願います。http://www.jfmra.org/jjm/submit.html

申込みの際には本学会の所属を明記してください。
Best Paperには毎年審査 の結果Best Paper Award賞が授与されます。
送付先:jjm@jfmra.org

経営関連学会協議会 電子版英文ジャーナルJJM編集委員会

2.公開シンポジウムの開催について

11月30日に公開シンポジウムを予定しております。

デーマ:「デジタルトランスフォーメーション時代にいかに適応するか」(仮)
日時: 2019年11月30日(土)13:50~17:20
場所:専修大学神田キャンパス1号館301教室
(詳細プログラムは次号メルマガでお知らせします。)

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◆AI(人工知能)を包含する Embedded Knowledge(埋め込み知)
と言う視点_第12回 さようなら僕らのSECIモデル
(本学会理事 海外担当 山崎秀夫 )

野中博士が生涯をかけて完成したSECIモデルですが、国内ではKMの世界
で圧倒的な影響力があるものの、KMGN(KMグローバルネットワーク)など
では単なるモデルの一つとして扱われています。
そればかりか新しい産業革命(デジタルトランスフォーメーション)には
「不向きな理論」と言う認識が広まっています。

確かにSECIモデルは第二次産業革命(大量生産、大量消費)とその延長上
にある理論として日本的経営の強さの秘密を世界に示しました。
しかし「共同化」に代表される「以心伝心、阿吽の呼吸、先輩の背中を見て
育つ、暗黙知(知の身体性)」など対面世界の要素が中心であり、デジタル
ツインやバーチャル・ツイン、サイバー・フィジカルなどのバーチャルな世界観
に適合していません(これは昔から指摘されていた弱点)…

(以下、全文はこちらのリンクをご覧ください。)
http://www.kmsj.org/wp/wp-content/uploads/2019/08/125_1.pdf

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◆本学会事務局年より年会費お振込みの依頼とお知らせ

当学会の2019年度年会費のお振込みがお済でない方は下記の振込口座に
至急お名前・ご所属を明記の上お願い致します。

2019年度の年会費をお支払い済みの会員には、学会誌第17号を7月22日
付きで郵送済み(新会員ID、PWを明記した用紙を同封)です。

今後お振込みをされる方には、お支払を確認次第に逐次郵送をいたします。
(その際に、学会HPの会員限定欄の大会資料を参照できる2019年度用の
会員の新会員ID、PWを明記した用紙を同封いたします。)

1.銀行口座:口座人名「日本ナレッジ・マネジメント学会」
ゆうちょ銀行 〇一九(ゼロイチキュウ)店
当座預金 口座番号 0392470

2.郵便振替口座:口座人名「日本ナレッジ・マネジメント学会」
早稲田大学前郵便局 00190 – 4 – 392470

当学会へのお問い合せ先::
日本ナレッジ・マネジメント学会事務局リエゾンオフィス
〒162‐0041 東京都新宿区早稲田鶴巻町518 司ビル3F
国際ビジネス研究センター 内
電話:03-5273-0473
E-mail:kmsj@ibi-japan.co.jp

当学会HPの参照先:http://www.kmsj.org/
当学会への入会申込み先:http://www.kmsj.org/intro/page-30/

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◆編集後記

梅雨が明けた途端の真夏日続きで、大変な暑さですね。
読者の皆様におかれましては、熱中症に注意してお過ごし下さい。

月の異名、「陰暦の「文月」は陽暦の丁度今頃に相当いたします。
その由来は「文開く月」という一説あり、木陰で読書でも…と洒落
込みたくともこの有様では難しいですね。
せめて涼しい風がそよいでくれることを祈ります。

さて、次号第126号の投稿原稿の締め切りは9月30日(月)です。
発行は10月10日(木)を予定しております。
投稿を希望される場合は、後述の注意事項に沿ってメールにて
ご依頼願います。

【送付メール先】かならず両名宛にお送りください。

町井理事  assemblage.llc@gmail.com

植木理事  uekimhk@jcom.zaq.ne.jp

【メルマガ掲載希望原稿の依頼の方法/投稿のガイドライン】
・基本的に、送付頂いた原稿をそのまま使用致します。
・「本文」に加えメルマガ目次に使用するための「タイトル」を示し、
地図情報等は、URL先を付けて添付ファイルにて送付願います。
・締め切り期日を厳守でお願い致します。締め切りを超えた場合は、
編集の都合で掲載出来ませんのでご了承下さい。
・締め切り後の原稿修正には応じられません。完成原稿を送付
願います。
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編集:メルマガ編集担当理事 町井美也子
監修:広報委員長 植木英雄
発行:日本ナレッジ・マネジメント学会広報委員会
配信:日本ナレッジ・マネジメント学会事務局リエゾンオフィス