No.79 2014年3月31日発行

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   日本ナレッジ・マネジメント学会メールマガジン 
   第79号  2014/3/31
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 編集・発行:日本ナレッジ・マネジメント学会(KMSJ)事務局

□ 目 次

◆第17回年次大会を開催―ナレッジ経営の新しい可能性示す―
◆日本ナレッジ・マネジメント学会会員総会の報告について

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◆第17回年次大会を開催―ナレッジ経営の新しい可能性示す―
(日本ナレッジ・マネジメント学会事務局)

 本学会主催の第17回年次大会が、3月8日(土)、横浜市の横浜国立大学で開
催されました。「経営者の知―ネットサービス型産業化への転換―」をテーマ
に、午前9時半から夕刻5時半まで、会員を中心に約80名が参加し、熱心な討議
を繰り広げました。
 大会実行委員長の山倉健嗣理事の開会挨拶の後、日本コカ・コーラ副社長の
鈴木祥子氏が「ソーシャル・デジタル時代のCoca-Cola Way of Marketing」と
題して基調講演を行い、続いて(株)インテリジェントウェイブ会長安達一彦
氏が「M2M革命により経営が変わる」をテーマに特別講演を行いました。特
別講演には、山崎秀夫専務理事との演壇での対論をも交えたこともあり、会場
は午前中から熱気に包まれました。
 午後からの研究発表は、統一論題関連のAトラックと、「知と経営」関連のB
トラックとに分かれました。Aトラックは、山崎専務理事と大西幹弘専務理事が、
Bトラックは、金沢工業大学教授の加藤 鴻介氏と進博夫理事が、それぞれ司会、
コメンテーターを務め、計7本の発表が行われました。
 Aトラックでの発表は、(株)Beat Communicationの小石裕介氏による「ネッ
トサービス型産業への転換」から、日本アイ・ビー・エム(株)の鹽野敬彦氏
による「IBMにおけるネットサービス時代のナレッジマネジメント」まで、
ネット時代のナレッジマネジメントの在り方に関して、正面から論じた発表が
続きました。Bトラックにおいても(株)日本経済研究所の西田陽介氏による
「顧客の知とプラットフォームの構築」から、パネル討論会「知識創造企業を
目指す組織変革実践とその成果」まで、力のこもった発表でした。
 Bトラック最後のプログラムの「知識創造企業を目指す組織変革実践とその
成果」は、東京や地方の中小企業の第一線のビジネスパーソンが、「SECIモデ
ル」の実践を通じて経営改革に取り組んでいる経過報告でしたが、今後の大き
な成果を予感させる内容が、参加者の大きな感動を呼びました。
 Aトラック、Bトラックの研究発表を含め、第17回大会は、今後のナレッジ経
営の新しい可能性を示す有意義な大会となりました。(それぞれの講演内容、
及びトラックの詳細は次号に掲載いたします)

 

◆日本ナレッジ・マネジメント学会会員総会の報告について
(日本ナレッジ・マネジメント学会事務局)

 日本ナレッジ・マネジメント学会は、2014年3月8日(土)13時より、第17回
研究大会の合間を縫い、会員総会を開催しました。
 久米克彦副理事長の進行の下、五議案を審議し、いずれも満場一致で原案通
りに承認可決されました。

 第一号議案の新役員候補者については、新理事長に、國學院大學名誉教授の
花堂靖仁氏の就任が承認されたほか、新理事に本大会委員長の横浜国立大学大
学院国際社会科学研究院長の山倉 健嗣氏、株式会社エーザイ理事・知創部長
の高山千弘氏が承認されました。また、大西幹弘理事の専務理事への昇格、及
び、矢澤洋一理事の事務局担当など、役員の会務担当案が承認されました。

 次に第二号議案の常任理事会に関する会則の改正が、第三号議案の前年度の
事業報告案が、それぞれ審議され、承認となりました。大塩多起夫監事よりの
会計監査報告に続き、第四号議案、第五号議案では、今年度の事業計画案、並
びに収支予算案が承認となりました。

 最後に、理事会での決定事項として、本学会誌「ナレッジ・マネジメント研
究年報」を「ナレッジ・マネジメント研究」へと誌名変更する旨の報告があり、
会員総会を終了しました。

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